多くの植物が休眠期に入る冬は、塊根植物や多肉植物にとって最も動きが少ない時期です。そのため、管理面でも特別な作業がほとんど必要ありませんが、この先の春に向けて、植物の内部では少しずつ変化の準備が進み始めています。
3月の暖かくなるまでの時期は、塊根植物や多肉植物にとって「まだ冬、しかし春が確実に近づいている」微妙な時期です。このタイミングでの管理次第で、春の成長がスムーズに始まるか、それとも立ち上がりに失敗するかが決まることもあります。
特に塊根植物は、休眠明けの扱いを間違えると「根腐れ・成長不良・形崩れ」を起こしやすいのが特徴です。
そこで今回は、塊根植物・多肉植物の冬管理から春準備への切り替え方を、今の時期に知っておくべきポイントに絞って解説します。
2月は「休眠明け準備」の月
塊根植物や多肉植物の多くは、真冬の間は休眠、もしくは活動を大きく落としています。暖かくなる前の2月はまだ ”完全に目覚める前段階” であり、いきなり成長期の管理に戻すのは危険です。
塊根植物は、目に見える芽が動く前から以下のような変化が現れます。
<動き始めのサイン>
- 塊根が硬く締まり、張りが戻ってくる
- 肌のシワが少しずつ戻ってくる
- 葉は出ていなくても、触感が変わってくる


逆に以下のような変化が見られた場合は、冬で植物が元気がないだけでなく、根腐りなど、これから春に向けて水やりを始めても解決しない可能性もあります。「腐ってしまった部分を取り除く」「新しい用土に植え替えをする」など、早いうちに今の症状に必要なケアをしてあげましょう。
<注意すべきサイン>
- 塊根が柔らかい
- 触ると凹む
- 黒ずみや異臭がある
多肉植物の「動き出し」を勘違いしない
これから日照時間が伸びていくと、室内環境では多肉植物がわずかに動き始めることがあります。しかし、ここでよくある失敗が「動いている=水が必要」という判断です。
特に注意したいのは「冬型多肉(リトープス、コノフィツムなど)」や「葉が締まって色づくタイプの多肉植物」です。
これらは見た目が元気でも、水を吸う準備が整っていない場合があるため、まだ水やりは控えにして様子を見ることが基本です。
塊根植物・多肉植物ともに、2月の給水は本格的な水やりではなくテストです。
<テスト給水のポイント>
- 晴れが続くタイミングを選ぶ
- 鉢全体を濡らさず、表土〜浅根まで
- 数日後の反応を必ず確認する
ここで重要なのは、水を与えることより植物の反応を観察することです。根腐りしないように注意しましょう。
今できる準備&やってはいけないこと
春の動き出しに向けて、以下のような環境を整える準備をしておきましょう。
- 植え替え用の用土を配合しておく
- 鉢サイズ・素材を見直す
- 日照条件を再確認する
- 育成ライトやサーキュレーターの位置調整 など
特に複数の植物を育てている方は、これらを整えておくことで3月以降の作業がスムーズになります。
逆に、春が近づく2月は失敗も増えやすい時期です。以下のようなことは避けましょう。特に塊根植物は動き出す前にダメージを受けると回復に時間がかかるので要注意です。
- 無計画な水やり
- 肥料の投入
- 不要な植え替え
- 成長を期待して触りすぎること
まとめ
2月の塊根植物・多肉植物管理は、「休眠明けを焦らず迎えること」が最大のポイントです。
まだ成長期ではないので、水やりはテスト程度にするなど、春の作業は準備段階に留めるようにし、環境を整えて観察に徹するようにしましょう。
この春前の期間を丁寧に過ごすことで、春以降の成長が安定し、ビザールプランツ本来の造形美を引き出すことができます。
冬の終わりは、次のシーズンの土台作りです。
植物が元気に春を迎えることができるよう、環境を整えつつ、ゆっくりと見守ってあげましょう。
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